TwitterAPIの月4,2万ドルのEnterpriseプランと、月100ドルのbasicプランの間となるProプランが発表されました。
このProプランがどういうものなのか、そして、リツイートされたらホームを見にいってしまうやつ(ロスタイム)を継続できるのかを考えてみました。
まず、Proプランでは、毎月5,000ドル(約70万円)を払うことで100万ツイートを取得できます。
この100万ツイートというのは「そのアプリを使っている全員で100万ツイート取得できる」という意味です。
そもそもAPI v2ではリツイート日時を漏れなく取得できるコマンドがないのですが、ここでは見ないふりをします。
現実的にお金の話をしよう
月70万円となると、課金制にしないとつらいものがあります。・70万円/月500円プラン=1,400人必要
・70万円/月1,000円プラン=700人必要
なお、実際には振込手数料で100円ぐらい引かれることにも目をつむりましょう。
RTされたらホームを見にいってしまうやつの仕様
リツイートされたらホームを見にいってしまうやつ(ロスタイム)で、たとえば一回の使用で「リツイート」を300件取得するようにし、そこから「リツイートのあとのツイート」を50件取得できたとします。一回の使用で合計350ツイートを取得することになります。
Proプラン月100万ツイート/350ツイート=月に約2,900回まで使用できることになります。
・月500円プランの1,400人なら 2,900回/1,400人=約2回
・月1,000円プランの700人なら 2,900回/700人=約4回
運営側としては月70万円を集めなければなりませんし、利用者側は月に2回しか使えないものに500円を払うことになります。
「課金してでも使いたい!」という人がたくさん集まっても、月に100万ツイートしか取得できないという制限に阻まれてしまうのです。
いっそ無料で運営したらどうなる?
ここまできたら現実逃避です。直接的な課金ではなく、他の収入源、たとえば広告でまかなったとしましょう。
1ヶ月を30日とした場合、月2,900回/30日=1日約100回です。
1日に最大100回しか使えないサービスに月70万円の経費をかけられるだろうかいやかけられまい。